秋分の日におはぎの由来!ぼたもちとどう違う?

公開日: : 最終更新日:2018/10/06




スーパーに行くと和菓子コーナーでほとんど年中みかけるようになった、おはぎですが、みなさんはお好きでしょうか?

つぶあんだったり、こしあんだったり、中につまっていたり、外側はきなこだったり、抹茶の粉末がまぶしてあったりと、バリエーションもゆたかになってきましたね。

管理人はおはぎが大好きなので年がら年中なにも考えずにパクパク食べていますが、他の方は秋分の日におはぎを食べるようですね。

今回は、そんなおはぎに焦点をあててみました。

今年の秋分の日は9月25日です。

ではまず、なぜ秋分の日におはぎを供えるのでしょうか?

秋分の日におはぎを供える由来

おはぎ

まず秋分の日におはぎをお供えする由来はご先祖様のご供養のため、です。意味はこれだったんですね。

おはぎの材料である小豆は、中国から漢方薬として江戸時代に伝来しました。当時、砂糖は高級品でしたから、おはぎは贅沢な甘味でした。

それでも江戸時代の後期になると黒糖や和三盆も普及しはじめて普段使えるようになっていきます。

おはぎは大事な節目や大切なひとへの、おもてなしの品として珍重されました。

小豆の赤い小粒が魔除けになるとみなされ、春に種をまいて秋に収穫されることもあって、お彼岸の時期に邪気をはらい、ご先祖様に差し上げられる食べ物として、おはぎが用いられるようになったのが由来です。

おはぎに似た食べ物にぼたもちと言うのがありますよね。どう違うのでしょうか?

おはぎとぼたもち、どう違う?

秋分のお彼岸に用いられるのは、おはぎ。春分の日には、ぼたもち。といいますね。

どちらも材料は同じなのですが、厳密にいうと別の物です。

それは小豆を考えていただけると分かりやすいのですが、収穫したばかりの小豆の皮が柔らかいので秋のおはぎは粒あんで作られます。

春まで置かれた小豆は皮がかたいので取り除いて作るので、ぼたもちはこしあんになります。

そして季節にちなんで、おはぎは萩の花のように細長い俵型に整えられます。ぼたもちは牡丹のように丸くて大きめな形になっています。

漢字にすると、おはぎはお萩、ぼたもちは牡丹餅です。覚えやすいでしょう。

けっこう粒あんとこしあんは好みが分かれるようで、最近スーパーでは両方売っています。

供えるにしても厳密にどちらかで決まっている、ということはないですが、本来は区別があることくらいは、わきまえておきたいですね。

なぜ秋分(春分)の日に供養するの?

8月にお盆で先祖供養したのにまた9月で。せわしないと思われるでしょうか。これは仏教と密接に関係していますが、日本独自のもので海外の風習にはありません。

1年のうち2回、秋分の日と春分の日は、夜と昼の時間がほぼ同じであることは、よく知られていますね。太陽が真東からのぼって、真西に沈みます。

仏様のおられる世界は『西方浄土』といわれ、西に念仏をとなえれば安らかに死期を迎えることができる、死後は仏様のおられる浄土に生まれ変われると信じられてきました。西があの世、東はこの世、となります。

秋分の日と春分の日は太陽の運行から、あの世とこの世がつながる日と考え、あの世(彼岸)に想いを馳せ、ご先祖様を敬い供養する、お墓参りに行く日とされました。法律で決められたのは1948年のことです。

また『暑さ寒さも彼岸まで』というように、過ごしやすくなる季節の変わり目でもあります。

秋は五穀豊穣を祝う時期です。秋分の日が収穫を感謝する節目とみなされ、自然と仏教信仰と結びついて、この日に特にご先祖様に感謝してお墓参りをしたり、お供えしたりする習慣ができたのではないでしょうか。

お彼岸とは、秋分(春分)の日を真ん中にした1週間をいいます。

  • 最初の日を『彼岸の入り』
  • 最後の日を『彼岸の明け』
  • 真ん中の秋分(春分)の日は『彼岸の中日』とも

と呼ばれます。

おはぎ(ぼたもち)は中日にお供えします。

以下を供える地域もあるようです。

  • 彼岸の入りに迎え団子
  • 彼岸の明けに送り団子

やっぱりお盆みたいですね。

おはぎ

まとめ

今年の秋分の日は9月25日です。

秋分の日におはぎをお供えする由来はご先祖様のご供養のためでした。小豆の赤い小粒が魔除けになるからです。

また秋分の日はおはぎをお供えするのに対して春分の日はぼたもちでした。おはぎが粒あん、ぼたもちはこしあんですね。

現代では日々の雑務に追われて忙しく、お盆に里帰りはできても、なかなかお彼岸にお墓参りに行けないかたも多いのではないでしょうか。

でも供養は気持ちが大切ですから、秋分の日にはおはぎを準備して、ご先祖様に手を合わせ、感謝してから家族でおはぎをいただけば、団欒のひとときはご先祖様もよろこんでくださることでしょう。

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