春の俳句の季語はコレ!春の有名な俳句は?

公開日: : 最終更新日:2018/10/05




俳句について、ご存じですか。なんとなくはわかっていても、具体的に説明しようと思うと、なかなか難しいもの。

そこで、俳句について、中でも、季語、有名な俳句、俳句の音数について、ご説明したいと思います。

今回は、春の俳句についてです。

春の俳句の季語

春
俳句と川柳は、どちらも「五・七・五」の文字で成り立っています。その中で、俳句の方は、「季語」含めることが決まりになっています。

「季語」は平安時代から使われていました。当時は150個ほどの「季語」があったようです。

その後時代の変化に合わせてどんどん増え、現在では5000近くの季語があり、「歳時記」や「季寄せ」と呼ばれる「季語」の辞書に収められています。

それでは、春の季語を見てみましょう。

時候

初春・睦月・旧正月・寒明け・立春・春分・彼岸・晩春・弥生・八十八夜

 

天分

春日和・春の空・朧月・春風・春一番・春雨・春時雨・春の雪・淡雪・陽炎

 

地理

春の海・春の波・春潮・彼岸潮・潮干潟・残雪・雪崩・雪解け・凍解け・流氷

 

人事

田楽・草餅・雛あられ・白酒・菜飯・種蒔き・茶摘み・遠足・花見・春闘

 

行事

卒業式・入学式・入社式

 

忌日

節忌・利玄忌・茂吉忌・法然忌・犀星忌・赤彦忌・兼好忌・西行忌・利休忌・三鬼忌・光太郎忌・啄木忌・荷風忌・人麻呂忌・空海忌

 

動物

鶯・燕・雲雀・仔馬・猫・囀・蛙・蚕・雀・蜂

 

植物

梅・紅梅・山桜・八重桜・牡丹の芽・薔薇の芽・花水木・ミモザ・杏の花・林檎の花

 

食物

春菊・芹・鰆・鰊・草餅・桜餅・雛あられ・赤貝・タラの芽・山葵

 

いかがでしょうか。

季語は先程申し上げたように、たくさんの言葉がありますが、その中の一部を挙げてみました。春を感じさせる言葉ですね。

季語は、このように9つに分類されています。どの種類の季語を使ってもかまいません。一つの俳句について一つの季語が含まれています。

「季語」の季節の区切りは、旧暦に沿っているので実際の季節より一か月ずつ先取りしています。「春」は2月4日(立春)から5月5日(立夏の前日)までとなっています。

春の代表的な俳句と俳人

俳句
それでは、春の代表的な俳句と俳人についてご説明いたします。

「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」 小林一茶

季語は「雀の子」です。

道に遊んでいる雀の子よ、そこを早くのきなさい。お馬が通るから危ないですよ。」という内容の俳句です。

小林一茶は、信濃北部の北国街道柏原宿(今の長野県信濃町大字柏原)に生まれました。その後、江戸に出て俳諧を学びます。俳諧集「おらが春」他、発区は二万句以上に及びます。

「春の海 ひねもすのたり のたりかな」 与謝蕪村

季語は「春の海」です。

「春の海は、一日中ゆったりとうねっていて、まことにのどかなことだ。」と、与謝蕪村は、春のゆったりとした海の景色を俳句にしています。

与謝蕪村は、摂津毛馬村(今の大阪市都島区毛馬町)に生まれた。江戸俳諧の巨匠の一人であり、江戸俳諧中興の祖といわれる。

また、俳画の創始者でもあります。写実的で絵画的な発句を得意としました。

「古池や 蛙とびこむ 水の音」 松尾芭蕉

季語や、「蛙」です。

「古池に、突然蛙が飛び込んだ。その水音が一瞬あたりの静けさを破ったが、またすぐもとの静けさに戻った。とても静かだ。」という、日本の静かな趣を感じさせる俳句です。

松尾芭蕉は、伊賀国上野で農民の子として生まれ、俳諧を和歌と対等の地位に引き上げました。旅を好み、「野ざらし紀行」「おくの細道」などの紀行文を残しました。

俳句の「音」について

俳句は「五・七・五」の文字で成り立っているとお伝えしましたが、実際には文字数ではなく、音数が「五・七・五」で成り立っています。

俳句を詠むときの音数=リズムが、俳句の音数の数え方になるのです。具体的にどんな音があるか、例を挙げてみます。
 
直音(ちょくおん)

1音節が、かな1字で表される音・・・1音
例:蜜柑(みかん)・・・3音

 
 
拗音(ようおん)

現代仮名遣いで、ちゃ、ちゅ、ちょ、などの小さい、ゃ、ゅ、ょ・・・0音(数えない。直前の語といっしょに発音)
例:茶碗(ちゃわん)・・・3音

 
 
促音(そくおん)

買った、散った、などの小さい、っ・・・1音     
例:塗った(ぬった)・・・3音

 
 
撥音(はつおん)

缶などの「ん」の鼻濁音・・・1音     
例:銭湯(せんとう)・・・4音

 
 
長音(ちょうおん)

ボ-などの「-」、長く引きのばす音・・・1音     
例:ボ-ト・・・3音

 

去年のプレバト「俳桜戦」の俳句

最下位 石田明・特待生3級

次々と酒豪を倒す桜かな

7位 ミッツ・マングローブ・特待生3級

薄づきのひとひら数ふ花衣

6位 藤原敏史・名人2段

卒業のマントに風をなびかせて

5位 村上健志・特待生2級

エルボーの子の迎え撃つ花吹雪

4位 中田喜子・特待生5級

初桜響けるひづめ皇居へと

3位 千賀健永・特待生3級

桜花風の名残の空の波

2位 横尾渉・名人初段

夜に入りて雨となりにし花万朶

第1回俳桜 東国原英夫・名人初段

野良犬の吠える沼尻花筏


春の俳句についてお伝えしましたが、俳句をお分かりいただけたでしょうか。

俳句は、紙と鉛筆さえあれば、誰でもすぐに書ける句です。

季語を含め、「五・七・五」の音数にさえ注意して詠めばよいのです。

景色を見て感じたこと、身近に起こった出来事について感じたことなどを俳句にしてみると楽しいですよ。

自分の日記のとして、俳句を詠んで残してもよいですし、仲間と俳句を作って交流するのも楽しいでしょう。

春だけではなく、4つの四季の俳句に是非挑戦してみてください。

 

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