こどもの日の由来!保育園で園児に分かりやすく教えるには?

公開日: : 最終更新日:2018/10/06




保育園の5月の行事に「こどもの日」がありますね(^^)

こどもの日の集いをしたり園だよりに書いたり、先生は「こどもの日」について園児に分かりやすく教えなければなりません。

先生は、園児と一緒に‘‘こいのぼり’’の歌を歌ったり鯉のぼりを作ったりするのですが、保育園の先生を1番悩ませるのが

「こどもの日の由来を園児にどのように説明したら分かりやすく教えることができるか」

ということです。

園児に教える前に、まずは先生がこどもの日の由来や意味などを詳しく知っておかなければなりませんね。

こどもの日の由来を始め、どんなものを食べるのか、端午の節句との違いなどを分かりやすくお伝えしていきます。

保育園でこどもの日の由来を教える時に、どのように話したらいいのかもご紹介するので参考にしてみてくださいね(^^)

こどもの日の由来は?

こどもの日
こどもの日の由来は、中国の厄払いにあります。

5月5日は「こどもの日」と「端午の節句」がありますよね。

今では「こどもの日」として定着していますが、昭和23年に国民の祝日として制定されるまでは男の子の成長を祝う「端午の節句」だけだったんですよ。

中国の厄払いがこどもの日になっていくまでの順番は次のようになります。

中国の厄払い
↓↓↓
宮中の端午の節会(せちえ)
↓↓↓
田植えの早乙女の祭り
↓↓↓
端午の節句
↓↓↓
こどもの日

中国の厄払いとは

昔、中国では雨季を迎えるこの時期に病気や災いを祓うことが重要とされていました。急に暑くなるために病気にかかったり亡くなってしまう人が多かったんです。

厄を祓うために香り高い菖蒲(しょうぶ)やよもぎが使われ、菖蒲酒を飲んだり菖蒲湯につかったり、菖蒲やよもぎの葉を門に飾るようになりました。

端午の午(ご)が5に通じることと、十二支である午が5月にあたることから5月5日になったと伝えられています。

 

宮中の端午の節会

奈良時代から平安時代の頃、宮中では貴族たちが菖蒲やよもぎで作った薬玉(くすだま)を贈りあって飾ったり、よもぎでお祓いをしています。

 

田植えの早乙女の祭り

昔の日本では早乙女(清らかな若い女性)が田植えをすることになっていました。

5月になると「五月忌み」といって、早乙女が菖蒲酒などで身を清めて田植えに備えるという祭りがあったんです。この早乙女の祭りと端午の節句が一緒になっていったと言われています。

 

端午の節句

江戸時代になると勢力の中心が貴族から武士になっていきます。

菖蒲の葉が剣の形に似ているのと、お祓いに使われる菖蒲と武士を重んじる尚武が同じ「しょうぶ」という発音であることから端午の節句を男の子の節句として祝うようになりました。

 

このようにして中国から伝わったお祓いの風習が日本に伝わり、端午の節句となったのです。

その後、大正時代に「児童愛護デー」として活動を行っていた団体が国会に請願したことから5月5日がこどもの日が国民の祝日として制定されました。

では、こどもの日にはどういった意味があるのでしょうか?

こどもの日の意味は?

こどもの日は

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

という意味があります。

これは「国民の祝日に関する法律・第2条」の「国民の祝日を次のように定める」のところに記載してあるのですが、私はこれを見た時にちょっと驚いてしまいました。

「母に感謝する」っていうのがこどもの日の意味に含まれていたなんて意外だと思いませんか?

私がこどもの頃のこどもの日にも母に感謝したことはないですし、母になった現在もこどもの日に子どもに感謝されたことはありません。

「母に感謝」のところに関してはこどもの日の意味は浸透していないようですね。ぜひ、保育園の先生からもこどもの日の意味を園児に教えてあげてください(^^)

ちなみに、みなさんは最近こどもの事を「子供」というふうに書くのを避けられることが多いのは感じておられましたか?

ずいぶん前から育児雑誌等でも「子供」という漢字を見かけなくなったのですが、「子供」の「共」が「手下」とか「お供」などを連想させることから、「子ども」や「こども」として記載されることが多いんですよ。

では、こどもの日と端午の節句はどういった違いがあるのでしょうか?

こどもの日と端午の節句の違いは?

端午の節句
こどもの日と端午の節句の違いはこちらです。

こどもの日  

男女問わずこどもの健やかな成長を祝う日

 

端午の節句 

男の子の健やかな成長を祝う日

 

端午の節句では兜や五月人形、鯉のぼりなどを飾ります。

こどもの日には特に決まりのようなものはありませんが、親子でおでかけをしたり食事をちょっと豪華にしてお祝いをする家庭が多いですね。

また、端午の節句では初節句の時に写真館で写真を撮るご家庭も多いと思います。

最近では「こどもの日」のイベントとして写真館で記念写真を撮るご家庭もあるそうですよ。

うちには男の子と女の子がいるので、端午の節句とこどもの日が一緒になっています。

兜を飾って食事をパーティメニューにしているのですが、子どもの成長とともについ兜を出し忘れて「こどもの日」のお祝いだけになりがちです^^;

では、こどもの日は何を食べるのでしょうか?

子供の日は何を食べる?

柏餅
こどもの日に食べるものは「柏餅」や「ちまき」です。

地方によって違いがあって東は柏餅西はちまきを食べることが多いようですね。

こどもの日にちまきや柏餅を食べるのには次のような理由があります。

柏餅

柏は新しい葉が出てくるまで古い葉が落ちないことから、

親が死ぬまで子どもは死なない
↓↓↓
跡継ぎ
↓↓↓
子孫繁栄

ということに結びついています。

昔は今よりも家を継ぐことを重要視されていたので、家系が絶えないということはとても大切なことでした。

 

ちまき

ちまきを食べるようになったのはこどもの日の由来と一緒で中国からきています。

楚(そ)の国の国王の側近に、詩人であり政治家でもあった屈原という人がいました。

屈原は人々からの人望も厚かったのですが、陰謀にはめられて国を追われてしまうこととなります。

深く失望した屈原は、川に身を投げて死んでしまいました。

人々は太鼓を叩いて魚を脅し、ちまきを投げて遺体が魚に食べられないようにしたそうです。

このことが国の安泰を願う風習となり、厄払いの風習とまざったものが日本に伝わって、端午の節句にはちまきを食べるようになりました。

 

みなさんは柏餅やちまきを食べる時にスーパーで買っていますか?

簡単にできるレシピをご紹介するのでぜひ子どもたちと一緒に作ってみましょう!

レンジで簡単柏餅(10個分)

準備するもの

  • 団子の粉・・・150g
  • 水・・・150ml
  • 砂糖・・・大さじ1
  • 柏の葉・・・10枚
  • あんこ・・・適量

作り方

  1. 柏の葉を水に浸し、あんこを10等分して丸める
  2. その間に耐熱ボウルに入れた団子の粉と水、砂糖を混ぜる
  3. 1の耐熱ボウルにラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する
  4. ※取り出した時にまだ水っぽいようならさらに1分半加熱してください。もちもちになるまで加熱→練る、を繰り返します。

  5. 柏の葉の水気を拭いておく
  6. 電子レンジから取り出し、練ったものを手水をつけながら丸く平らに10等分する
  7. 平らにした団子にあんこをのせてくるむ
  8. 団子の形を整えて柏の葉をまく

 

柏の葉はこどもの日が近くなるとスーパーに売っています。近くのスーパーになければネットでも購入できますよ(^^)

次はちまきの作り方をご紹介します!

レンジと蒸し器で柏餅(5個分)

準備するもの

  • 上新粉・・・70g
  • 餅粉・・・30g
  • 砂糖・・・110g
  • 水・・・170cc
  • 笹の葉 ・・・10枚
  • い草・・・適量(なければ凧糸でも可)

作り方

  1. 笹の葉を洗って水気を拭く
  2. 耐熱ボウルに上新粉、餅粉、砂糖、水を入れて混ぜる
  3. ラップをして電子レンジで3分加熱し、取り出してよく混ぜる
  4. 再度電子レンジで2分加熱し、透明感とツヤが出るまで混ぜる
  5. ※まだ水っぽいようならさらに1分ずつ加熱してください。

  6. 電子レンジから取り出し、手水をつけながらちまきの形に5等分する
  7. 5等分したものを笹の葉2枚を使って包み、い草で巻く
  8. 巻いたものを蒸し器で20分蒸す

 

笹の葉は、スーパーのあんこなどが置いてある場所か、製菓材料の場所にあります。

こちらも近くのスーパーになければネットで購入できますよ。子どもたちと一緒に作ると素敵な思いでになりますね(^O^)/

では、こどもの日の由来を保育園の園児に分かりやすく教えるにはどうしたらいいのでしょうか?

こどもの日の由来を保育園の園児に教える!

先生と園児

先生
みんなは5月5日はなんの日かわかるかな?

園児
子どもの日ー!!
先生
そうだね、5月5日は子どもの日です。子どもの日は、子どもたちを幸せにして、お母さんにありがとうを伝える日です。みんなのおうちでは子どもの日はどんなことをしますか?

園児
おでかけー♪

園児
鯉のぼりを飾るー!

園児
ちまきを食べるよ(^O^)

先生
色々なことをするんだね。じゃあ、今からどうして子どもの日にお祝いするようになったのかをお話します。いいお耳で静かに聞いてくださいね。
園児
はーい♪
先生
昔、中国という国では暑くなり始める5月に、ご病気になってしまう人がたくさんいました。

そこで、葉っぱや草を使って悪いものをやっつけようとします。何を使うのかというと、この葉っぱや草です。(近くに置いておいた菖蒲とよもぎを見せる)

これは菖蒲とよもぎと言って、他の葉っぱと比べるすごく匂いがするんだよ。みんなも匂ってごらん(^^)

園児
くさーい!
先生
けっこう匂うよね。この匂いが悪いものをやっつけてくれるの。

菖蒲とよもぎで悪いものをやっつけることができるんだっていうことが中国から日本にも伝わって、昔の人はたくさんお米が獲れるように菖蒲とよもぎを使って悪いものをやっつけてから田んぼに入っていたの。

この中国と日本の悪いものをやっつけるお話がくっついて、お父さんやお母さんが、子どもが元気に育ってくれますようにってお祝いをする子どもの日になったんだよ。

みんなのお父さんお母さんは、みんなが毎日元気でいることが1番嬉しいから、ご病気にならないようにたくさん食べてたくさん遊んで毎日元気に過ごそうね!

園児にお話しをする時には、実物の菖蒲やよもぎを準備したり、中国のお祓いの様子や日本の早乙女の祭りの様子を画用紙に描いて紙芝居のように見せながらするといいですよ(^O^)/

その後で一緒に柏餅などを作ることができたらいい経験になりますね。

柏餅の柏の葉を巻く寸前までは先生が準備しておいて、園児たちに自分のお餅に柏の葉を巻かせてみるのもいいかもしれませんね(^^)

なかなか大人でも知らない子どもの日の由来。日本の伝統や子どもの健康を願う親の心などを保育園で教えてあげてくださいね(^^)


これまで保育園でこどもの日の由来の教え方などについて色々書いてきましたが以下がまとめです。

  • こどもの日の由来は中国の厄払い
  • こどもの日の意味は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
  • こどもの日にはちまきと柏餅を食べる

こどもの日の由来のように、日本の風習は中国から伝わってきて日本の生活に合わせて変化していったものが結構あります。

その多くは親が子を想う願いが込められていることが多いんですよ。

どんどん変化と進化を続ける日本ですが、古くからの風習はすたれて欲しくないなーと思っています。

保育園の先生やお父さんお母さんは、こどもの日の由来や願いを子どもたちに分かりやすく伝えていってくださいね(^O^)/

 

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