てんとう虫の卵が孵化!よく見かける種類は?

公開日: : 最終更新日:2018/09/10




春が近づいてくるとあちこちで花が咲きはじめますね。それと同時に虫たちも少しずつ動き出す季節でもありますよね!

春に出てくる虫の代表格といえば、あの赤い背中の可愛い水玉模様、てんとう虫ですね!

てんとう虫の大人の姿は誰でも良く知っていると思うのですが、てんとう虫の卵や孵化するとどうなるのでしょうか?

また、幼虫のてんとう虫って、どんな姿でどのくらい種類があるの?

メジャーな虫なのに意外と知らないことが多いんですね~

そこで、てんとう虫の“本当の姿”を調べてみました。

てんとう虫 の卵が孵化!よく見かける種類は?

てんとう虫正面

てんとう虫は小さな体をした甲虫で、背中がとっても明るくきれいな色をしているのが特徴です。

もっともよく見かけると思われるてんとう虫は、5~9ミリほどと小さく、背中全体が赤色で黒い斑点模様を持っているものです。これは「ナナホシテントウ」と呼ばれるもので、黒い丸い模様が左右どちらにも3つずつあって、顔に近い所に1つあります。

全部で“7つ”の星を持っているので、ナナホシと呼ばれています。

体の前半には白い点があり、これを目だと勘違いする人がいますが、これはただの模様です。実際の目は頭の部分に黒くて小さなのがちょこんとついています。

他に「ナミテントウ」と呼ばれる、ナナホシテントウと同じくらいのサイズで、体の表面が黒くて赤い斑点があるものもいます。これもよく見かけるてんとう虫の種類のひとつです。

ナミテントウは「てんとう虫」なのに点がないものもいます。逆に19個も点があるものもいて、様々な見た目を持ちます。

ほかにもアカホシテントウ、ウスキホシテントウなど様々な種類がいますが、一般的によく見かけるのはやはりナナホシテントウでしょう。

このてんとう虫、大人になる前、つまり幼虫の頃の姿は、成虫とは似ても似つかない姿なんです。

黄色くて小さな卵から生まれたこの幼虫は、ハネがなく、お腹の部分が後ろの方へぐーっと伸びています。やや長方形の感じです。

そして、体の表面にはとげのような突起があり、でこぼこしていて全体的に黒っぽい色で正直毛虫のような見た目でちょっと気持ち悪い感じです。

テントウムシノ幼虫

そのナミテントウの幼虫はアブラムシを20匹ぐらい食べるのが一日の食事量です。

まだ小さいので20匹程度ですが、他にも卵の殻も食べます。共食いをしてしまう事もあります。小さい体でもすごい量を食べるんですね!

余談になりますが、先に上げたナナホシテントウは、同じく草むらで見かけるバッタなどと比べると赤い色であまりにも目立ちますね。

当然天敵である鳥にも見つかりやすくなりますが、食べられてしまう事はあまりありません。

この色は「警告色」といって、「毒を持っているぞ」「おいしくないぞ」と天敵に知らせるものです。

ではどういった毒を持っているのでしょうか。

虫好きの人はナナホシテントウに触った事はありませんか?ころんと丸まって黄色い汁を出されたと思います。その汁の主成分がアルカロイドという毒です。舐めた事がある人によると、ただひたすらに苦いそうです。

これは人間だけではなく天敵にも同じ事が言えます。ちなみに幼虫も成虫もこの汁を出します。

卵で種類は見分けられる?

振り向くてんとう虫

ナナホシテントウやナミテントウ、どちらも同じ色・同じ形の卵を産みます。

つまようじの先端ほどのおおきさで、山吹色のように少し透明感のある米粒のような形をした卵を葉の裏に生むのですがきれいに並んで生み落としていきます。ひとかたまりになっているので、比較的見つけやすいでしょう。

菜の花やユリなどの花の葉の裏にいることが多いです。

他にはてんとう虫ではない「テントウムシダマシ」と呼ばれるてんとう虫そっくりな虫がいます。

これは害虫なのですが、卵もてんとう虫そっくりで、てんとう虫の卵よりややくすんだ黄色で先がとがっています。

また、これらは野菜の葉っぱにつくので、家庭菜園などで庭に野菜を育てていたら、一度葉裏を見てみるといいと思います。

黄色いかたまりがついているな、と思ったら、それはおそらく“テントウムシダマシ”の卵です。

孵化すると幼虫の色が本物のてんとう虫と違い、やや黄色っぽく黒いとげがあるので、幼虫になってから区別ができますが、卵だけで見分けるのはちょっと難しいでしょう。

てんとう虫はどんな場所にいる?

てんとう虫うしろ

主にてんとう虫は成虫になると原っぱや草むら、雑草が生えている道にもいます。もちろん、農園などにもいます。

道に生えている雑草にいるわけは、管理されている畑と違って、農薬がまかれていないことが多く、てんとう虫の好きなアブラムシやカイガラムシが葉の茎にびっしりついています。

農園には無農薬や有機栽培している畑ならいる可能性はありますね。

でも、成虫のてんとう虫は良く場所を変えるので、一か所にとどまらないことが多いです。だから、たくさんいるからといって次の日にもそこにいるとは限らないのです。

てんとう虫を見ようと思ったら、葉っぱがたくさん生い茂っている場所を片っ端から見てみましょう。

てんとう虫は何を食べる?

てんとう虫よこ

てんとう虫の姿は小さくてかわいいですよね!

でもこう見えて、てんとう虫は実は“肉食”なんです。

すでに幼虫の頃からアブラムシを食べるのですが、なんと、同じ幼虫まで食べてしまいます。(共食いですね…)

そして、成虫になると、アブラムシを数百匹も食べてしまうほどの大食漢です。

アブラムシがたくさんいるバラやナス科の野菜・ヨモギにアブラムシがつくことが多いので、食料が豊富にいる植物でてんとう虫の食べる姿が見られる確率は高いですよ!

益虫と害虫の見分け方は?

てんとう虫の妖精

“てんとう虫”と聞くと、害虫を食べてくれる“いい虫”のイメージが強いようですね。

その通り、みんなが知っているナナホシテントウナミテントウは“益虫”です。

これらが食べるものはアブラムシやカイガラムシなどの“虫”を食べますが、野菜の葉や雑草の葉っぱは食べません。

完全に肉食です。

なので、益虫のてんとう虫がいる花や野菜は葉っぱが食われた跡などなく、元気です。

でも、“テントウムシダマシ”にとっての食事は葉っぱなので、まずは葉っぱの被害が認められてきます。葉っぱに穴が開いたり枯れたりしていれば、それは“テントウムシダマシ”のしわざ。完全に害虫です。

しかも大食漢なので、見つけたら早めにつぶしてしまいましょう。

株元に住みついていることが多く、見つけにくいのですが、幼虫になると黄色っぽいようなオレンジ色をしているのでわかると思います。また、つぶすとオレンジ色の体液がつくので、それも見分けるポイントとなりますね。

まとめ

昔から日本人に親しまれている可愛らしい“てんとう虫”。

こんな小さな体にたくさんの秘密が隠されていたんですね!

肉食で大食漢でも害虫を食べてくれる頼りがいのある益虫、ナナホシテントウやナミテントウ!

また野菜を荒らしてしまう害虫の“テントウムシダマシ”など、てんとう虫の種類もさまざま!

これから暖かくなる時期に向けててんとう虫たちも動き出します。

お出かけにぴったりの季節にてんとう虫探しに出かけてみませんか?

 

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